ウインクで乾杯: 長編本格推理小説 (ノン・ポシェット ひ 3-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 3713
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396322632

作品紹介・あらすじ

パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • パーティコンパニオンの小田香子には大きな夢がある。
    800万円ぐらいの品物を、カボチャを購入するような気軽さで、「ポンと買いたい」のだ。
    そのためには、玉の輿に乗らねばならない。
    資産家との出会いが多いこの仕事は、彼女の夢を叶えるに、お誂え向きの条件を整えていた。

    チャンスを伺う相手、不動産会社の御曹司である高見からの誘いを受け、狂喜する香子。
    だが、望ましい展開には至らなかった。
    同僚の牧村絵里が、遺体となって発見されたためである。
    絵里は、ホテルの一室で、青酸化合物の入ったビールを飲んで息絶えていた。
    現場が密室状態であったことから、警察は自殺と判断するが、捜査陣の一員である芝田は釈然としない印象を持ち、独自の調査を開始する。

    そんな中、新たな事件が発生した。絵里の親友が、自宅マンションで、扼殺死体となって発見されたのである。



    こちらも、まだ読んだことが無かった東野圭吾先生の作品を古本屋さんで見つけて購入。

    こちらはフーダニット。
    登場人物の中に犯人が居るであろう設定で、犯人捜しを読者も楽しめる(*^-^*)

    主人公、小田香子のお隣に刑事が引っ越して来て、共同捜査w
    何でもかんでも情報共有してしまって、有り得ないお話ではあったが、
    軽いノリでサクサク物語は進行する(*^-^*)

    読んでいる最中はとても楽しく読めるのだが、この感想を書いたのが
    読み終わって一週間以上空いたこともあり、あれ??どんな内容だったか???
    とすでにあやふや(^-^;

  • 久しぶりの東野圭吾さんだからか?なんだか今まで読んだ感じとちょっと違う気がした。
    いつもトリック?とか、まぁ色々なモノがスコンと落ちる爽快感を感じるのに、なんか引っかかってしまって。
    主人公が美人のコンパニオンで、今まで読んだ刑事達とは違って?忙しそうで暇そうな?操作状況をもペラペラと漏らしてしまう芝田刑事への違和感だろうか?
    でもラストのサラッとした感じは良かった。

  • 東野さんの中ではわりとカジュアルな1冊。独特の理屈っぽさもないし、軽く読めて、でもしっかりミステリー。
    それにしても、この作品の中にも名古屋が出てくるが、他の作品でも豊橋とか、やけに中部地方の記述が多くて、東野さん大阪出身のはずだが、何でだろうと思ったら、なるほど、若い頃、デンソーに就職してたんだね。

  • 流石安定した仕上がりでしたが、時代を感じるところは否めない作品でした。そのあたりを懐かしく感じながら読み進めると、良いかもしれません。


  • 1992年出版の物語

    今読むと背景に時代を感じますが、
    話はテンポよく進みます。

    その日一緒にパーティー会場で働いていた
    友人が死体で発見されたコンパニオンの香子。

    事情聴取を担当した芝田刑事が、同じ日に
    香子の隣の部屋に引っ越して来て二人の
    交流が始まる。

    刑事が一般人に簡単に事件の内容を話すのか??
    と違和感は湧くが、これは小説でお話だからと
    目を瞑って考えずに読み進めました。

    さて、仮面を被っている犯人は誰。

  • 読みやすい話だった〜

    最初はそうでもないんだけど
    後から読むペースが早くなる感じ

    わかりやすい展開というか
    そこまで複雑な話じゃなく
    ハイペースで読めました

    コンパニオンとか宝石とか
    馴染みないし興味もないけど
    大変そうな仕事だなと

  • 複雑に絡んだミステリー
    何となく主人公を嫌いにはなれない

  • 東野圭吾のベーシックなちょっと前のミステリー作品だと思う。
    安定の面白さだった。

  • 読みやすい。2時間ドラマ的

  • 彼の作品の中では地味かな

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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