教養主義の没落: 変わりゆくエリート学生文化 (中公新書 1704)

著者 :
  • 中央公論新社 (2003年7月1日発売)
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本棚登録 : 1092
感想 : 89

 旧制高校を中心とした、“教養主義”に関する歴史と考察。筆者の懐古趣味も多分に感じられる。基本的に文系の世界のことなので、理系な自分には半分くらいしか共感できないが、あれは古き良き時代、なのか。

 自分が学生だったのは本書の中で最も新しい時代分類に属するが、その時代の学生の読書状況には恥じ入るばかりだ。あの頃、もっと本を読んでおくべきだった。それは確かだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年6月18日
読了日 : 2009年3月25日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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