世間には「How to本」が溢れているが、本書はタイミングを重視した「When本」。勝間和代氏が書いている解説に要点がまとめられているので、結論だけ知りたい人は解説だけ読んでも良さそうだが、その結論が導かれた背景なども読み物として面白いので通読した方がいいだろう。
まず、いわゆる朝型人間・夜型人間という概念が実際の生理現象として個人差があり、自分のタイプを知って適切な時間帯に活動することを推奨している。続いて元旦や新学期などに決意することの効果や、中だるみやラストスパートがもたらす影響、後半では合唱団など集団でタイミングを合わせる活動の効果などを紹介。
最後に出てくる言語の時制の話はちょっと毛色が違っていて、現在形と未来形が明確に別れている言語(英語など)とそうでない言語(日本語など)では、それを話す人々の未来に対する認識が異なっているという話が出てくる。ただこれはどのくらい信頼できる調査なのか疑問だ。
本書で紹介されたタイミング管理方法を実際の生活や仕事で活用してみるのは面白そうだが、仕事のタイミングはなかなか自由にはできないだろう。とりあえず生活面での活用を図ってみようかと思う。
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- 感想投稿日 : 2019年6月8日
- 読了日 : 2019年6月3日
- 本棚登録日 : 2019年6月8日
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