『サピエンス全史』で人類のこれまでを語った著者が、本書では人類の現在と未来を語る。話題の本であり、内容については随所で紹介されてると思うので感想のみ。
知的読み物としては大変面白かった。ただ、本書で初めて知った衝撃的な事実のようなものがあるわけではない。自由民主主義と共産主義とファシズムの関係についての見方はやや目新しく感じたが、薄々思っていたことが明確に示されたという印象だった。ふむふむなるほどと読み進められた。
将来に関する部分はあくまでも予測だが、決して荒唐無稽なSFのようなものではなく、現状すでに実現している事項の延長線上を見通すとこうなるというものだ。もちろん未来は我々自身が作っていくものだから、このまま進んで予想される未来が望ましくないと考える人が多ければ変わっていくだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年5月26日
- 読了日 : 2019年5月23日
- 本棚登録日 : 2019年5月26日
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