まんがで読む 源氏物語 (学研まんが日本の古典)

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本棚登録 : 48
レビュー : 10
制作 : 小川 陽子  七輝 翼  くろにゃこ  藤森 カンナ 
にゃんこさん 古典を楽しむ   読み終わった 

私にとってもっともわかりやすい源氏物語といえば「あさきゆめみし」で、コミックスで13巻?まであったと思います。
それだけに、「あの内容を学習まんが1冊におさめることが可能なのか?」気になりました。

・・・おさまってました。

学習まんがなのでさすがにエロなシーンはシルエットのみでやりすごし(といっても原本の「源氏物語」もそういうシーンは一文で終わっているので、こっちが王道なんですが)、宇治十帖はカットすることで可能になっていたのですが、それでも教科書で学んだり、試験に出たシーンはきっちり丁寧に描かれていました。

例)若紫:源氏と紫の上の出会い。
雨夜の品定め:男軍団で集まって「女は中流がいい」とか言ってるシーン

あと、この本は各章ごとに載っている解説が秀逸です。宮中の行事や当時の結婚について、物の怪とは?等、源氏物語を読むなら必要な知識が必要な分、まとまっているので、これ一冊で平安時代の宮中のことがわかります。国語便覧なしでも大丈夫。

物語の内容で言うなら、どの源氏物語を何度読んでも泣けるのが明石の上と娘との別れのシーン。娘の将来を考えて・・・といっても3歳のかわいい盛りに里子に出すのはつらかろう。藤壺死去のシーンでは泣きもしないけどここではいつも泣いてしまう。
あと、私の好きな夕霧と雲居の雁のエピソードがきっちり描かれていたのもウレシイ。

あ、そういえば・・・
末摘花、空蝉、近江の君はまるっきり出てこなかったような。

レビュー投稿日
2018年11月15日
読了日
2018年11月14日
本棚登録日
2018年11月14日
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