もう会えなくなったり亡くなったりしていても
記憶の中にしっかりと生き続けている人たちがいる。
愛おしかったり、感謝していたり
のどに刺さった小骨ように、いつまでも胸にひっかかっていたり。。。
どんなに後悔しても、今更感謝してみても
記憶の中の人たちには届かない。
だからこそ主人公たちは遠い昔の記憶を
大切なものでも扱うかのように時々取り出しては
愛おしみ
そしてまた前を向いて、今を生きていくのだ。
『地上発、宇宙経由』・・・携帯電話のメールが通信手段として定着したての頃のお話。
携帯が無かった頃の心のすれ違いと
携帯がある時代のクスリと笑いたくなるようなすれ違いと、、、
どんな時代でも相手に向けて発せられる言葉と祈りの重さは同じなんだなと思うのでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(女性作家)
- 感想投稿日 : 2018年8月9日
- 読了日 : 2018年8月8日
- 本棚登録日 : 2018年8月9日
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