彼女のしあわせ (光文社文庫)

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本棚登録 : 172
レビュー : 23
にゃんこさん 小説(女性作家)   読み終わった 

一人で生きていくことを選択し、マンションを購入してしまった長女。
田舎町でのひとり孤独な育児に、次第に追い詰められていく次女。
夫とふたり仲良く暮らしながらも、姉たちにさえ言えない過去を背負っている三女。
はたから見れば充分幸せそうなのに、どこか空虚な三姉妹の日々。

主人公の三女は 『本当に欲しいものは手に入らない・・・』というけれど
手に入らない物を欲しがり続けても、そこに幸せは見つからないはず。
目の前のことから逃げずに、ひとつひとつ小さな事を積み上げていくような
ささやかな生活の中にしか本当の幸せはないのだから。

いくつになっても
迷ったり、泣いたり、後悔したり女の人生は大変だけれど
いい歳をした(失礼!)三姉妹の母親までもが
『自分の人生これでいいのか・・・』と迷い出す場面には
思わず笑ってしまいました。

三姉妹+その母の最後にみせる生き方が素敵です。
大人の女性におすすめの一冊。

レビュー投稿日
2016年4月22日
読了日
2013年7月19日
本棚登録日
2016年4月22日
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