半導体製造装置のメーカーであるクライアントがあるので、
勉強しようと思って読んでみましたが、専門過ぎて日本語を読んでる感じではありませんでした。
が、分からない専門用語はなるべく調べつつ読み進めました。
半導体工場の全体像が大まかにですが理解でき、大変勉強になりました。
最終章は、「『日の丸半導体』復活に向けての処方箋」が書かれています。
本著を書いていた、著者が懸念していた日本の半導体業界の凋落の状況は、変わっていない気がします。
私のクライアントの話によれば、日本のウエーハメーカーは強い印象がありますが、
半導体メーカーは日本は弱く、韓国・台湾・アメリカの企業が強いように感じます。
プロセス見直しによる思い切ったコスト削減や、
戦略的なマーケティング、将来を見据えた各分野の連携などについて考え、実行していくことが重要と有りますが、
果たしてそのようなリーダーシップを取れる人・企業が今後出てくるのか結構疑問です。
そもそも、日本で半導体業界がダメになっても、海外から輸入すればいいだけなのではないかと思ってしまったのですが、そうは簡単にいかないのでしょうか。
業界素人なので、見解が浅はかですみません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
IT
- 感想投稿日 : 2017年12月15日
- 読了日 : 2017年12月10日
- 本棚登録日 : 2017年12月15日
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