自動車業界のいまと未来がわかる本 (新書y 290)

著者 :
  • 洋泉社 (2015年11月4日発売)
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感想 : 5
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クライアントに自動車業界の会社があるので理解のために読んでみました。
自動車業界ではニッチな製品を作っているクライアントで、クライアントである自動車メーカーの商売に左右され、
ビジネスモデルはずっと変わらないのに、これまでずっと利益を出し続けています。

でもこれは自動車メーカーが勝ち組であるうちの現象ではないかと思っています。

今後自動運転技術が発達すると、クルマの基本機能はメカトロニクスから電子制御に変わる。
必要な環境や安全技術を補完するための事業提携や技術提携は拡大するはずである。
ただ、消費者がクルマに求める安全性の水準は高く、2025年までの短期的なスパンでは古い業界構造は変わらず、2050年という長期的な時間軸で訪れるのではないかと筆者は予想している。

甘い環境の中での慢心や、過去の成功要因に抗い(以上本著より抜粋または要約)、
先を見据えて、いずれ生じる急激な変化に対応していく企業が生き残る・・・、
これは自動車業界だけじゃなくて、監査法人も同じなんだと思うんですが・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2017年11月11日
読了日 : 2017年11月11日
本棚登録日 : 2017年11月11日

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