けっこう残忍な内容も手塚マンガの描写ではそれを感じさせない。妖刀の巻は、ジョジョ第三部のアヌビス神を連想した。自分に生みの親なんかいないと言って走り去る百鬼丸の姿は、無口なアニメ版よりずっとウェット。 手紙の文字がが読めない火袋に「読者に読んでもらえば」と お自夜がアドバイスしたり、どこから聞こえてきたかわからない妖刀の声を「今読んでいる読者の声か?」とどろろが思ったりするメタがちょいちょい挟まる。百鬼丸が馬でページの下から上へ縦に駆け抜けるシーンは斬新なコマ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月10日
- 読了日 : 2019年2月6日
- 本棚登録日 : 2019年2月10日
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