蜘蛛の糸・地獄変 (角川文庫)

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本棚登録 : 702
レビュー : 34
著者 :
pyonさん  未設定  読み終わった 

考えながら読む、ということが許されなかった。それほどに話に引き込む言葉選び、描写の仕方、構成。ただただ面白く、貪るように読み進めていきました。
解説を読んではじめて考察することができました。
これは一度だけでは考察しきれない作品だと思います。それほどに、お話の一つひとつが面白すぎるので。

蜘蛛の糸はずっと小さい、それこそ小学生のころに杜子春などと一緒に読んだ記憶がありますが、大人になってから読むとまた違った見方ができて面白いですね。
解説をうけて、確かにこれを子供に読ませるのは、酷いかもしれないなぁと思いました。あまりにも現実を突きつけすぎていますよね。ここから反省をして次に生かしていると知り、納得しました。

この本は、一度めは純粋にお話を楽しみながら読む。
二度めは芥川の考え、思いを推し量りながら読む。
二度だけではきっと足りないでしょう、何度も読むことで芥川の考え方を理解できると思いました。
すぐに2周目にいきたいところですが、ほかにも読みたい本がたくさんあるので、また後日、日を置いてから読んでみたいと思います。
でも、それでもまた「面白い!」と思って考えられないのかな…そんな気もしています。

芥川は芸術家ということが、この一冊からでもよく理解できました。本当におもしろかったです。

レビュー投稿日
2019年6月24日
読了日
2019年6月24日
本棚登録日
2019年6月11日
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