若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か

著者 :
  • 双風舎 (2007年10月25日発売)
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感想 : 15
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フリーターがこれまで自分の問題を自ら語るということで言えば最も話題になったものだろう。自分としては『生きさせろ』の著者と「派遣村」の村長しか知らないけどこの人たちは当事者じゃない。
当事者として声を上げた(所謂知識人に頼った形でなく)という意味で記憶されるんじゃないかと思う。

「これまで自分は左派だろうと思ってきたがそれで実生活が良くなっただろうか」
「自分に必要なことはそんな事ではなく自分が苦しんでることに対して良くしていこうとする事こそが思想だろう」との気づきから自らの主張をしていく。それはスゴク当たり前だけれども。
実際自分が苦しんでいる事を苦しんでいない人に伝えるのはすごく難しい
男性が女性の権利に鈍感だったように。
しかし苦しんでいるのならその当事者がやっぱり主張しなきゃいけない。
とても面倒なことだ。自ら望んでいない境遇に陥りそれは自分のせいではないくせにわざわざ頭使っていつ通るか分からない主張をしなきゃいけない。
それおかしいでしょ?
問題が認識されればこれで十分なのに。
ということはワーキングプアは問題視されていないという事じゃないかな。
本になるくらいは問題視されているけど国をあげて問題にすることではないという意味で。もちろん国って誰?って事になるけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治
感想投稿日 : 2011年5月17日
読了日 : 2011年5月17日
本棚登録日 : 2011年5月17日

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