奴隷制度と女性蔑視
階級社会
女性の束縛からの解放は、実は、現実でもそんなに古い話ではない。
例えば女性の選挙権が世界で認められたのは、先進国と言われる国々を含めても、概ね20世紀に入ってからで、日本やフランス、イタリアは大戦後ようやく始まった。
作者はアーシュラ・K・ル・グィン
ジブリの映画でお馴染み『ゲド戦記』の作者。
かつて児童文庫として全巻読んだけど、難解で、よく映画化を決断した(不評だった)と思った。
SF……確かに「ここではないどこか」を描いているが、どこか古代オリエント遺跡の図鑑を見ているよう。
でも、次の瞬間.“今の人”をリアルに描く。女性の目線、しかも結構赤裸々な、もう童話ではない。
カタカナ文字を理解しながら読むのがタイヘンだったけど、最後の「ある女の解放」まできて、頑張って読んだ甲斐があった……少しだけと……。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外SF小説
- 感想投稿日 : 2024年5月7日
- 読了日 : 2024年5月7日
- 本棚登録日 : 2024年5月1日
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