テクノゴシック

  • ホーム社 (2005年8月26日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 9
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「ゴシック」をキーワードに人間の心の闇にひそむあれこれを、数々の本・映画・ゲームを引きながら分析した本。
「他者」にまつわる闇を代表するのがヴァンパイア、自分の心の中にひそむもう一人の自分、という闇を代表するのが人狼、抑圧された女性の闇として人形や少女性、というわかりやすい切り口で分析が進む。話題が広がりすぎて少々散漫な印象はあるし、抑圧された女性論として読むとあまり目新しい視点はないが、大量のゴシックあるいはダークファンタジー系の作品が取り上げられていることと、「マトリックス」三部作と押井版「攻殻機動隊」とその続編である「イノセンス」の分析は面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2014年2月4日
読了日 : 2014年2月4日
本棚登録日 : 2014年2月4日

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