武器なき“環境”戦争 (角川SSC新書)

  • 角川SSコミュニケーションズ (2010年9月10日発売)
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本棚登録 : 289
感想 : 32
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「地球にやさしく・・・」とかいうのとは違う、環境問題のウラを教わった。環境外交という狡猾な世界自体を初めて知った。

日本の環境技術とエネルギー効率は世界有数なのに、日本に不利な枠組みの中でお金を出させられるハメに。環境政策のルール作りに参加できるだけの力を発揮しなくては、日本は損するばかりということ。

池上さんと手嶋さんの対話はわかりやすかった。お二人が一歳違いで、ともに慶應経済学部卒、NHKに入社して2005年に共にフリーになったという経歴の一致は面白いな〜。

★★★★★追記(6/1)
もう何度も読み返しています。家族にも読ませたいと思い、しかし自分の本は渡したくないのでもう一冊買った。

この対談が行われたのは2010年、東日本大震災の前のことであり、原子力を含む震災後の環境問題について、お二人にまた語っていただきたいと願います。そしてそれは自分でも学び取っていかなければならないことだというのを、この本から教えられました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年5月5日
読了日 : 2013年5月4日
本棚登録日 : 2013年5月3日

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