ネタバレに近い表記あり
今回の話は最初から最後までハラハラさせられるシーンばかりだった。最後のどんでん返しも、事件解決だと安心していたからこそ、衝撃がでかい。
八雲と晴香の関係も少し近付いたような、元に戻ったようなそんな感じ。 ただ、晴香の印象が一気に変わった巻だった。
だが一番変わったのは、石井さんだと思う。
後藤さんが行方不明になっても、怖じけづき、自分を責め、「自分は何も出来ない」と決め付ける。だからこそ、石井さんの今回の活躍は胸に込み上げてくるものがあった。石井さんは 限りなく、一般の価値観に近いのかと思う。登場人物全員が意志が強く、行動力があると、現実味がない。だから石井さんが怖がったりする姿にイラってする時もあるけど、その姿があるからこそ、他の登場人物も活き、リアリティがでてくるんだなと思う。
本当に面白い作品だと思う。次の巻にも期待!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年2月5日
- 読了日 : 2013年2月5日
- 本棚登録日 : 2013年2月5日
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