3巻後半から4巻にかけていきなり失速した感あり。4巻などは流し読みである。1巻は中国で1300年も続いた科挙制度と、清朝末期の宦官に焦点を当て圧巻の内容である。ちなみにこの圧巻という言葉も科挙用語なのだとか。
同じ郷里を持つ文秀と春児は、紫禁城で権勢を持つ役人と西太后に影響を与える宦官になることで、二人の夢は果たされるはずであった。4巻では激動の時代を生き抜く二人の様子が描かれる。ただ、感動は薄い。伝わる箇所といえば、やはり春児が辛い過去をを思いだす場面だろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
世界史・海外小説
- 感想投稿日 : 2012年8月22日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月19日
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