小国乱立の中で、それぞれ敵対する国どうしが原子爆弾を保有することの危険性を説く、はるか昔の時代ならば各国の兵器の威力にも限界があり、世界滅亡なんてことにはならない。だが、科学技術が進歩した現代に置いては、その壊滅的威力を発揮する兵器をコントロールする知性を持たなければいけないわけだ。世界国家樹立などには程遠い現状を見ても、知性を伴わない人類の核兵器保有は世界滅亡を確かなものにしていると言わざる負えない、本書が書かれたのが50年以上前なのだが、今のところは大惨事には至っていないのが唯一の救いといえる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養・知識・雑学・その他
- 感想投稿日 : 2017年2月19日
- 読了日 : 2017年2月11日
- 本棚登録日 : 2017年2月11日
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