福澤徹三の小説にでてくるヤクザは、花村萬月や馳星周 の非情で苛烈な血も凍るようなイメージとは違う、どこかお茶目で憎めない、そこが読者をホッとさせる。
著者のホラー小説も好きだが、『灰色の犬』を読み、社会派小説の評価も一段と高まる。ヤクザ稼業、職場、人生とそれぞれに冴えない3人の大逆転劇に拍手を送りたい。『Iターン』を面白く読めたひとには、こちらもおすすめ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
大衆娯楽小説
- 感想投稿日 : 2017年11月14日
- 読了日 : 2017年11月12日
- 本棚登録日 : 2017年11月12日
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