巨額年金消失。AIJ事件の深き闇

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月1日発売)
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★マドフは案外そばに★著者は野村でオプション取引の経験があるだけに稼げて当然という思いだったという。ほかのインタビューを読んでも浅川社長は古き良き野村の個人向け営業マンであり、「次は取り返しましょう」を年金基金にもやってしまう能天気さが前代未聞の事件を引き起こしたようだ。運用会社のトップが数字をいじっていれば会社の中の人でも分からないというが、明らかにチェックシステムの問題だろう。

 浅川社長が年収7000万円も取っていながら「私的流用はない」と話していると聞き、2000憶円を失えばかえってそうした感覚になるのだなと妙に納得してしまった。野村やみずほ証券を経た著者のような経歴の人で、うまくいかなかった人の話を聞く機会がない点からも興味深い本だった。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 経済・ビジネス・政治
感想投稿日 : 2018年11月7日
本棚登録日 : 2018年11月7日

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