内田篤人 悲痛と希望の3144日

  • 講談社 (2019年3月27日発売)
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内田篤人というサッカー選手が
2010年のドイツ移籍から2019年現在まで
どのような軌跡をたどってきたか
どのようなことを感じてきたかが分かる。

内田選手の周囲の選手や関係者にも取材をしているので
彼がどれだけ周囲から愛され尊敬されているか
どのようにケガと向き合い闘ってきたか
シャルケというチームとの結びつきの強さ
などの一端を知ることができる。

また、2017年の夏、シャルケから内田の他にも
フンテラールやヘヴェデスら長くチームを支えていた選手も
放出されていたこと。本書の記述を読んで思い出した。
プロスポーツの世界は非常に厳しい。
その世界に生き、日々闘っている選手たちは尊い。
そんなことを改めて感じさせる本。

内田選手のドイツでの7年半の挑戦と、そこから現在までの道のりをまとめた著者の筆力も高い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年5月9日
読了日 : 2019年5月9日
本棚登録日 : 2019年5月9日

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