闇をつかむ男 (文春文庫)

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感想 : 5
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亡くなった友人の追っていたものを受け継ぐ天才的記憶力をもつジャーナリスト。

謎解きの疾走感は、全体で540ページもあるだけに格別。謎が解けたかと思うところで落としてくれるのもいつも通り。

「天才的記憶力」であれば、天才科学者とか天才軍師とかと違って作者自身が天才かまたは天才を知っているかにかかわらず、「こんなの天才じゃない!」と言われることもなくストーリーの展開を助けてくれる能力なのでうまいなと思う。

邦訳の題の付け方もいつもながらセンスがいい。

これだけ「血の起源」が入り組んでいるなら、主人公とドーラが異母兄妹と言う設定だったらもっと切なくなったと思う。キリスト教国では不謹慎と叩かれるのかもしれないが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代ミステリー
感想投稿日 : 2013年8月16日
読了日 : 2013年8月16日
本棚登録日 : 2013年8月7日

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