女子社員マネジメントの教科書―スタッフ・部下のやる気と自立を促す45の処方箋

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  • ダイヤモンド社 (2012年8月24日発売)
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「女子社員」というより「若手社員」とタイトルを変えてもOKなような気がした。
あとは、自分自身の仕事に対する姿勢への自戒も込めて...。

以下、備忘録的に。

女性社員を戦力化するには、まず次の5つのレッスンを行い、正しいビジネスマインドを身に着けてもらう必要がある。
1.協働のレッスン:自分中心の発想になりやすい女性に、周囲と協働し結果を出すという、仕事の基本を理解させる。
2.客観力のレッスン:女性は思い込みや自意識過剰、被害妄想で、周囲が見えなくなりやすい。こうした主観的意識から開放し、客観的に仕事を捉える習慣を身につけさせる。
3.自分で考えるレッスン:仕事の結果を解きほぐし、その仕事の目的、自分がやるべきことに気づかせる。
4.立ち直りのレッスン:失敗を叱るとき、人格否定と思わせない。失敗は成長のチャンスだと思うような伝え方をする。
5.成功体験積み上げレッスン:部下が何か成功したときは、積極的に褒める事で、チャレンジするマインドを育てる。

女性を戦力化するには、上司も意識や言動を変えねばならない。そのポイントは、次の5つ。
1.仕事を中心に信頼を紡ぐ:「部下に振った仕事は忘れない」「ねぎらう」など、日常の些事を大事にする。
2.引き出せる上司になる:部下が自ら進んで話すよう、話しかけやすい雰囲気を作る。
3.観察力を磨く:部下をよく観察し、不満そうな態度などを察知すれば、放置せず、しっかり部下の気持ちと向き合う。
4.頼り上手になる:「◯◯さん、こういうの得意だろ?」などと言って、うまく頼り、部下のモチベーションを高める。
5.叱り上手になる:叱られた部下が萎縮しないよう、叱った後は「いつでも相談しにきていいから」等の言葉を添える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2013年1月3日
読了日 : 2013年1月3日
本棚登録日 : 2013年1月3日

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