片付け方の本かと思っていたら、そうじゃなくて、建築士の人が書いた片付けやすい間取りについての本だった。
どちらかというと、これから家を建てる人や家を探す人向けの本。
私はこれから建てたり引っ越したりするわけでもないので間取りは現状からどうしようもないんだけど、イラストも多くてわかりやすくて面白かったし、こういう本をあまり読んだことがなかったので読んでみた。
ルイス・カーンが手がけた名作住宅の一つ「フィッシャー邸」に著者が訪ねて行って、実物を見せてもらったら、フィッシャー邸は生活に必要な家事機能や収納機能の大部分を地下に集約していて、地上階をいつ写真を撮られてもいいような〝よそ行き〟の生活空間にできていたことがわかり、そして著者が20代の頃の雑誌では、どれを見返してもフィッシャー邸の地下室は存在しないことになってる、というエピソードが面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生存系 − 生活技術
- 感想投稿日 : 2018年7月13日
- 読了日 : 2018年7月13日
- 本棚登録日 : 2018年7月13日
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