【豪華版】ロードス島戦記 灰色の魔女 (単行本)

著者 :
  • 角川書店 (2013年10月29日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 3
5

中学生くらいのころ、夢中になって読んだ覚えがあります、全7巻のシリーズ。
こちらは加筆版となりますが、テイストはそのままに、、懐かしかったです。

国産の洋風ファンタジーの走り、になるのでしょうか。
“灰色”の概念に、当時はなかなかに衝撃を受けた覚えがあります。

これをきっかけに『指輪物語』や『エターナルチャンピオンシリーズ』、『モモ』、
『はてしない物語』といったファンタジーの扉を開いたので、感慨深いシリーズでもあったり。

国産では他に、『アルスラーン戦記』や『フォーチュン・クエスト』もありました、
こちらはどちらもまだ終わってないのかな、、閑話休題。

まぁ何故か、塩野さんの『ロードス島攻防記』を含む三部作や、
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』などにもつながったんですけどね。

内容としては、所々で微調整が入っている感じですが、、
一番大きいのは、カシュー王について深掘りされている点でしょうか。

王になる前の時代、大陸での剣闘士や冒険者時代について言及されています。
今後、今までは触れられてなかった“ルーツ”も出てくるんですかね、、となんとなく。

こちらは特装版ですが、文庫の加筆版も随時発売されるようです。
久々に再読がてら、読み比べてみたくなってきました、、

そういえばムアコックの新装版も宙ぶらりんだったなぁ、と思いだしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2013年11月22日
読了日 : 2013年11月12日
本棚登録日 : 2013年7月20日

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