中学生くらいのころ、夢中になって読んだ覚えがあります、全7巻のシリーズ。
こちらは加筆版となりますが、テイストはそのままに、、懐かしかったです。
国産の洋風ファンタジーの走り、になるのでしょうか。
“灰色”の概念に、当時はなかなかに衝撃を受けた覚えがあります。
これをきっかけに『指輪物語』や『エターナルチャンピオンシリーズ』、『モモ』、
『はてしない物語』といったファンタジーの扉を開いたので、感慨深いシリーズでもあったり。
国産では他に、『アルスラーン戦記』や『フォーチュン・クエスト』もありました、
こちらはどちらもまだ終わってないのかな、、閑話休題。
まぁ何故か、塩野さんの『ロードス島攻防記』を含む三部作や、
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』などにもつながったんですけどね。
内容としては、所々で微調整が入っている感じですが、、
一番大きいのは、カシュー王について深掘りされている点でしょうか。
王になる前の時代、大陸での剣闘士や冒険者時代について言及されています。
今後、今までは触れられてなかった“ルーツ”も出てくるんですかね、、となんとなく。
こちらは特装版ですが、文庫の加筆版も随時発売されるようです。
久々に再読がてら、読み比べてみたくなってきました、、
そういえばムアコックの新装版も宙ぶらりんだったなぁ、と思いだしました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年11月22日
- 読了日 : 2013年11月12日
- 本棚登録日 : 2013年7月20日
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