夜市 (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 4152
レビュー : 642
著者 :
ohsuiさん ホラー   読み終わった 

大分前に、表紙の金魚に惹かれた一冊。
題名の通りに、秋祭りの雰囲気の中の夜市が舞台。

一つかわっているのは、その夜市が開かれるのは、
現世ではない異世界、幽世とも言うべき、トコロ。

そこには、様々な世界からの稀人が集まってきます。
何かを買うために、何かを売るために、、そして。

主人公は一組の男女と、そして二人の道先案内人となる老人。

男は過去に、この夜市を訪れたことがあり、
“弟”を対価として、とある才能を手に入れました。

10年振りの来訪となる今回は、その弟を取り戻すことが目的です。
さて弟を取り戻すために、今度は“何を”対価とするのでしょうか。

日本に古来からある、神隠しと帰り(返り)人の物語ですが、
このパターンはなかなかに面白く、さらっと読めました。

どこか秋の気配を感じさせる、夜の市の物語、
立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ暑いこの時期に、

ささやかながらも“涼”を感じさせてくれる、そんな一冊でした。

レビュー投稿日
2014年8月21日
読了日
2011年5月4日
本棚登録日
2011年5月4日
8
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