ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)

3.98
  • (429)
  • (703)
  • (350)
  • (41)
  • (9)
本棚登録 : 4283
レビュー : 431
著者 :
ohsuiさん お仕事系   読み終わった 

偶然立ち寄ったとある書店で開催されていた、
“半沢直樹の名刺”のオマケフェアにてゲット。

題材になるのは社会人野球と、会社経営。
その背景には、リーマンショック前後の日本経済の不安が。

物語の大枠は「半沢直樹」と同様、、

既得層からの理不尽な試練に対するリベンジ、との、
“スカッ”とするカタルシスな流れとなっています。

軸になるのは、社会人野球として古豪でもある野球部員たちと、
社歴が薄いながらも若くして抜擢された経営コンサル出身の社長。

野球部は、主力を引き抜いた業界のライバル会社でもある野球部との対決、
社長は、同業の百戦錬磨な冷徹な先輩経営者たちとのシェアの奪い合い、

それぞれ、悩みを抱えながらも一つ一つ乗り越えていきます。

業績悪化に伴う会社運営のかじ取りに苦労している経営者と、
そんな業績悪化な最中で、成績を残せずに肩身が狭い野球部員たち。

意外なほどの共通点も多く、フムフムと読み入ってしまいました。

それぞれを取り巻く環境は厳しくて、
決してファンタジーな大団円ではないけれど、

時代の変遷と、その中でしたたかに生き残っていく、
そんな人々の“生き様”が熱く語られていきます。

表面的な利益を追求するだけでは企業としては片手落ち、
“社会的有用性”をどう見いだしていくのを忘れてはならない、

そんな事を思い出した一冊でした。

なお、今春からドラマ化されるとかで、ちょっと見てみようかなとも。

レビュー投稿日
2014年3月26日
読了日
2014年3月18日
本棚登録日
2014年3月18日
9
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)』のレビューをもっとみる

『ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)』にohsuiさんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする