風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

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本棚登録 : 3495
レビュー : 300
著者 :
制作 : 山田 章博 
ohsuiさん ファンタジー   読み終わった 

十二国記・第二弾、陽子と同じ還り人ですが、今度は男の子?が主役になります。

エピソード0・『魔性の子』の狭間を埋める物語の一つでしょうか、
高里が"神隠し"にあっていたとされる時期の前半部になるのかな。

で、この物語を経て、シリーズ通しての麒麟に対する設定が、
なんとな~く見えてきたようにも思えました、、ふむ。

日本では漠然としたままに浮いた存在であった高里ですが、
ある時、隙間の"手"に誘われて、蓬山に還ってくることになります。

そんな高里の本性は"人間"ではなく"麒麟"、
そう、王を選び国造りの象徴となる役割を担う、麒麟です。

であってもどこか浮いた存在であるのは、変わらずに。
還り人であるが故に普通の麒麟とは違っている点も、それを手伝っているのでしょうか。

それが故にか、終盤の王を選ぶくだりはここでも、心地よいカタルシスでした。

"離れたくない"、その思いを具現化するに全ての壁を取り払って、
王と麒麟のつながりはそこまで純粋になれるのかと。

個人的には陽子と同年代であるかどうかも、気になるところ。
時系列的には、陽子が帰ってきた時よりも前のハズですが、、さて。

なお、再び還ってからの物語は未だ語られずに、新作に期待中だったりします。

レビュー投稿日
2012年10月31日
読了日
2012年9月29日
本棚登録日
2012年9月28日
4
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