ホビット 竜に奪われた王国 [DVD]

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感想 : 9
5

 2/17の試写会でお初でしたが、あっという間の2時間40分でした!

 見どころはいくつもありますが、、副題にもなっている“竜・スマウグ”の存在感にまずは圧倒、、なんと言っても“でかい”、主人公ビルボが米粒のようでした。また、登場時の猫のようにキュッと細まる瞳の動きだけで、これは“ヤバイ”と感じさせてくれます。

 剣のようなキバ、槍のようなツメ、そして、全てを灼熱で溶かしつくすブレス(炎の息)、、特にブレスは呼び動作が明確で、スクリーン越しでも首をすくめてしまう迫力、その息づかいまでもが伝わってくるようでした、灼熱とともに。

 それに対するは、もう一人の主人公トーリン、スマウグに奪われた“山の下の王国”を継ぐべき、放浪の王子、ちなみに“イケメン”ドワーフ。なんですが、今回は王らしからぬ振る舞いが多く、ちょっとばっかし屈託しているようにも感じました。終盤、その屈託を振り払ったかなといった辺りで終わるのは、次作への上手い引きだなあ、と。

 そしてなんといっても、レゴラスの登場が嬉しい誤算でした。原作には登場しないので映画版でのオリジナル設定のようですね。この他にも『指輪物語』の追補編からいくつかネタを持ってきているようで、原作は児童文学ということもあり物語性は薄めなのですが、その辺りを上手く補っていると思います。

 ついでに三角関係の描写も追加されていて、こちらも意外な展開でした。そういえばとあるドワーフとのやり取りの中で、ギムリの話題も出ていました、メモメモ。

 あと、映像化された“殺陣”がやはり、凄かった。森の中での遭遇戦、川を下りながらの乱戦、そして市街戦と、多彩な戦いが用意されていますが、共通するのは、エルフの身上でもある“スピードと身軽さ”。力のドワーフ、素早さのエルフとの対比が、非常に映えていたと思います、零距離での弓とか、たまりません。。

 そうそう、試写会の上映前にかかったニュージーランド航空のプロモーションも素敵で“中つ国”の奥行きが丁寧に表現されていました。スタッフの皆さんの遊び心や、観光スポットとなっているホビット村の紹介、樽下りなど、楽しく拝見しました。

 いよいよ本日より公開、ぜひもう一度観に行こうと思います、かなうならば3Dで!

http://blogs.itmedia.co.jp/kajihara/2014/02/post-c009.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2014年2月28日
読了日 : 2014年2月17日
本棚登録日 : 2014年2月28日

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