技術史というよりは、中国への海外からの見方や影響を中文タイプライターを通して見るといった思想的、経済的側面の強い本。
2020(2021?)東京オリンピックが50音順の入場行進だった記憶が新しいところに、北京オリンピックの入場行進順の話題で始まり、かつての中文タイプライターには文字表がなく活字を逆に見ていた機械もあるような表記とか(僕の知っている和文タイプライターは活字表があったし、本の中の写真では活字表があるものとないものがあった)、最後の方で活字盤の組み方による違いがヒートマップで出ていたり、なかなか面白く読んだ。
和文タイプライターが中学、高校の職員室にあったなぁと懐かしく思い出しながら読了。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・考古学
- 感想投稿日 : 2021年10月10日
- 読了日 : 2021年10月10日
- 本棚登録日 : 2021年10月10日
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