東京の街について研究しようと思い、読んだ。
著者の増田悦佐氏は、元不動産アナリスト。著者自身が東京を歩いて得た感触を元に書かれている。
東京という街を一言で言うのは難しい。しかし、この捉えがたいということが特徴だと主張する。つまり、東京とはカオスであり、モザイクであり、そのカオスにあらゆるものを飲み込む懐の深さが東京の魅力だと言う。
また、新宿、渋谷、池袋といった大繁華街を抱える駅や、吉祥寺や中野、高円寺といった独特の磁場を発している街について述べている。
カオスである東京の街をとらえるのは難しいが、この本を通して街を見る一つの視点が得られた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
まちづくり
- 感想投稿日 : 2012年8月22日
- 読了日 : 2012年8月22日
- 本棚登録日 : 2012年8月22日
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