可愛い女

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本棚登録 : 22
レビュー : 6
鳩摩羅什さん 小説   読み終わった 

アントン・チェーホフ(1860-1904)はモスクワ大学医学部を出た医者でもある。在学中から短編小説を発表していたほどの才能があったが、44歳で結核で亡くなる。短命だ。
本作『可愛い女』は何かのきっかけでダウンロードしたが、読んでいなかった。佐藤優がチェーホフの名前をあげていたのがきっかけかもしれない。
チェーホフはトルストイの影響を受けており、トルストイは本作を激賞したとのこと。
日蓮は「女は男のために命を捨つ」と言ったが、主人公の女性はまさにそういう人。男性がいなければ自分の意見を持つこともないし、喜怒哀楽もない。最後は他人の子を溺愛して終わるが、自分の子だとしたら尚更だ。
本作は一女性の寂しい生涯を象徴しているようだ。
しかし、タイトルは『可愛い女』。男性や子供に対する献身的な愛こそ女性の特質であり、女性としての魅力もそこにある。
日蓮の言葉も、女性を卑下しているのではない。

レビュー投稿日
2018年1月22日
読了日
2018年1月22日
本棚登録日
2018年1月22日
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