それから (新潮文庫)

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本棚登録 : 4269
レビュー : 347
著者 :
okayamaniaさん ブンガク   読み終わった 

ブンガク
かかった時間 4〜5時間くらい?

何度目かの再読。いつ読んでも後半の盛り上がりが半端ない。愛に向かう理由もいきさつもなにもないのに、その激情だけが胸に迫る。

定番の読み方のように、個人や恋愛のあり方に適応しきれない社会や人間をこの作品が描いているのだとすれば、やはり現代はそうした飢えが起こらない不幸がある時代だと思う。

ぐっとくる、し、大きな時代の流れの中でこの作品を考えることもできる、が、果たして、古文もそうだが、この作品はいつまで普遍性をもつだろうか。それとも、やはり、永遠の普遍性(まあそもそも普遍性とは時間軸も考慮されるべきものだが)を、この作品は持っているのだろうか。

以前、能を観た時に、前半の静寂が後半を際立たせていると思った。この小説もそんな感じがする。

レビュー投稿日
2019年2月10日
読了日
2019年2月10日
本棚登録日
2019年2月10日
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