悪い内容ではないが、論文チック。新書の一般読者には少し退屈な内容かもしれない。
それでも、日本では、「消費者」の権利と責任が確立しないままに、政治経済が進んでしまい、消費者が一方では「生活者」、他方では「お客様」あるいは「推し」にのめりこむ存在として、立ち位置がわからなくなっている。その現状を丁寧に描いている。消費者をめぐる行政や学術研究に携わる人は一読が必要。
読書状況:読み終わった
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学ぼうよ!
- 感想投稿日 : 2025年3月31日
- 読了日 : 2025年3月29日
- 本棚登録日 : 2025年3月31日
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