消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで (中公新書 2815)

  • 中央公論新社 (2024年8月20日発売)
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感想 : 22
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 悪い内容ではないが、論文チック。新書の一般読者には少し退屈な内容かもしれない。
 それでも、日本では、「消費者」の権利と責任が確立しないままに、政治経済が進んでしまい、消費者が一方では「生活者」、他方では「お客様」あるいは「推し」にのめりこむ存在として、立ち位置がわからなくなっている。その現状を丁寧に描いている。消費者をめぐる行政や学術研究に携わる人は一読が必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学ぼうよ!
感想投稿日 : 2025年3月31日
読了日 : 2025年3月29日
本棚登録日 : 2025年3月31日

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