中立的立場で書かれた客観的意見を読みたい、と思ったのですが、残念ながらこの本はそうではなかったように思います。
作者は中立的立場で・・・と言っていますが、どう考えても推進派です。また、本文は知識人との対談形式であり、その対談を行った知識人も全員原子力推進派です。
そのために、ほぼ全文原子力発電を称賛する内容になっています。
私はアンチ原子力発電というわけではないし、もちろん原子力発電が現在の日本に欠かせないものになっているということは十分理解しているのですが・・・・色々な角度から論じたものが読みたかったので私が思っていたものとは違っていました。
この本の主な論点は、「プルサーマル」「安全性」「費用」といったところでした。
作者や知識人らの「意見」はともかく、事実について述べた箇所は参考になりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年3月20日
- 読了日 : 2011年3月20日
- 本棚登録日 : 2011年3月20日
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