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  • Little, Brown and Company (2009年6月1日発売)
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感想 : 10
5

事例やストーリーが豊富で読みやすい。著者マルコム・グラッドウェルの原作が良いのはもちろん、翻訳の勝間和代さんの文章が読みやすいからだと思う。

1.わずかなアドバンテージが将来を左右する
アメリカのアイスホッケーのユースには学年度の初めの方に生まれた選手が多い。早く生まれた子供の方が体格が良いため選別されやすく、選別された子には更に練習の機会が与えられる

2.一万時間の法則=天才になるために必要なトレーニング量
一流の音楽学校の学生がトップになれるかどうかは、長時間練習するかどうかだけ

3.同様の好機があったとしても、そのタイミング次第次第で成功するかどうかが分かれる

4.IQが基準値以上でもしない人もいる
差を生むのは想像力や社交性などIQ以外の要素。それらの要素を育むのは家庭や育った環境。

5.成功した一部の人々は、当時の成功者の仲間に加われなかったか敢えて加わらなかったからこそ、成功できた

■その他印象に残った点

・満足度の高い仕事の条件
自主性
複雑さ
努力に見合う報酬

・アジア人が数学に強いのは、
1.数の数え方が、文字数も少なく覚えやすい
2.水田を耕す文化(労働すればするだけ報酬が多くなるため勤勉で粘り強くなる)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2021年7月1日
読了日 : 2021年7月1日
本棚登録日 : 2021年7月1日

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