陸上競技 やり投げ界のレジェンド、溝口和洋の競技人生を綴ったノンフィクション。
1989年、アメリカ、西海岸サンノゼ、幻の世界記録を出した日本人がいた。その記録は日本記録となり、未だ破られてはいない。
独自の投法、常軌を逸したトレーニング、破天荒な性格、酒は飲む、タバコは吸う、試合の朝まで女を抱く、記者へ暴力は振るう•••等の多くのエピソードを持つ伝説の無頼派アスリートは、その競技人生で何を考えていたのか?
マスコミ嫌い故に語られることのなかった心情を、作者は18年にも及ぶ取材によって、一人称ノンフィクションに仕上げた。
屈託がなく、ストイックで強烈な目的意識を持つ人間像が描かれている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2018年8月16日
- 読了日 : 2018年8月16日
- 本棚登録日 : 2018年8月16日
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