クレーヴの奥方 他2篇 (岩波文庫 赤 515-1)

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本棚登録 : 191
レビュー : 17
MPさん 岩波文庫   読み終わった 

夫とは別の男性に恋をする女性の物語。と、筋書き自体はいたってシンプルで結婚と恋愛は別腹な、いかにも中世フランス宮廷的思想なのですが、お話をややこしく、かつ、面白くしているのがクレーヴの奥方の心境でしょう。確かに激しい恋に焦がれてはいるけれど、その想いに決して溺れないよう踏みとどまろうとする奥方の信念とひたすら一途なヌムール公、両者の丹念に掘り下げられた心理の対比が見所ですね。とにかく恋が実れば良い。と考える男性とその先も見据える女性の相違。ここが肝だと思います。不義かもしれないけれど、貞淑なお話でした。

レビュー投稿日
2013年4月18日
読了日
2013年4月18日
本棚登録日
2013年4月18日
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