副題のわりには、話が60年代のGSにまで及んでいるので、全体がややぼやけてしまっているかもしれません。しかし初出が新聞連載であった点を考えると、それは仕方のない事でしょう。当時を知る人は在りし日を懐かしみ、知らない世代は今も昔も、そんなに変わっていない(ただし、決定的な違いがあるのですが)と知る事ができると思います。また、ドキュメントとしてだけではなく、様々なスターを売り出すくだりは、その気になれば、ビジネス書として読めるかもしれません。著者の仕事に対する姿勢は、クリエイター志望の方は参考にできるかと。
読書状況:読み終わった
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文庫
- 感想投稿日 : 2012年9月17日
- 読了日 : 2012年6月15日
- 本棚登録日 : 2012年9月17日
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