たんぽぽのお酒 (文学のおくりもの 1)

  • 晶文社 (1971年6月1日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 19
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物は壊れる、人は死ぬ 三つ数えて、目をつぶれ。そんな、昔あった歌の題名を思い出しました。全てに永遠はなく、どんなに美しく強い存在だったとしても時が経てば、いつしか朽ちていきます。形を失ったもの、もう感じる事はできない感触や感覚よりも、今、目の前にある物。それだけが重要なのかもしれません。けれど、人間には思い出があります。それはどんなに美しくても触れることはできないし、誰かに見せる事はできないけど、とても大事なもの。美しい思い出を残すためには日々、色々と感じて生きる事が大切。この物語に触れてそう感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 単行本
感想投稿日 : 2012年11月10日
読了日 : 2012年11月10日
本棚登録日 : 2012年11月10日

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