永遠の0 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年7月15日発売)
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感想 : 5849
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2013年読みはじめ。
kamosigiさんからお薦めの1冊。
思えば2012年の劇場初鑑賞が「山本五十六」だったので、どうも1月、年はじめはそう言う時期なのかも。

実は数年前、だんなさんの祖父の弟が特攻隊だったのでは…ということで、知覧へ真相を確かめるべく、旅に出たことがあった。調べてみてわかったのは、弟さんは特攻隊ではなかった。(もし特攻隊だとしたら名簿に名があるはずだがなかった) そのとき、まったく特攻の史実に無知だったわたしも、僅かながらに歴史を知ることとなり、それ以来特攻に関する内容には思い入れがある。

そんななかで出会った本作。
2006年の作品とは、もう少し早く読んでおきたかったような、いや、やはりこのタイミングで読むべきだったような。

史実はもちろんだが、宮部の人柄なくして、この物語は成り立たないのは、本当に最後に知ることとなるだろう。最後にぐっと持っていかれた感が強い。
そう言う意味で秀作。

なんでも映画化にもなるとのこと。
なるほど。この作品をどうやって捌くのか、お手並み拝見。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍
感想投稿日 : 2013年1月4日
読了日 : 2013年1月4日
本棚登録日 : 2013年1月4日

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