2013年読みはじめ。
kamosigiさんからお薦めの1冊。
思えば2012年の劇場初鑑賞が「山本五十六」だったので、どうも1月、年はじめはそう言う時期なのかも。
実は数年前、だんなさんの祖父の弟が特攻隊だったのでは…ということで、知覧へ真相を確かめるべく、旅に出たことがあった。調べてみてわかったのは、弟さんは特攻隊ではなかった。(もし特攻隊だとしたら名簿に名があるはずだがなかった) そのとき、まったく特攻の史実に無知だったわたしも、僅かながらに歴史を知ることとなり、それ以来特攻に関する内容には思い入れがある。
そんななかで出会った本作。
2006年の作品とは、もう少し早く読んでおきたかったような、いや、やはりこのタイミングで読むべきだったような。
史実はもちろんだが、宮部の人柄なくして、この物語は成り立たないのは、本当に最後に知ることとなるだろう。最後にぐっと持っていかれた感が強い。
そう言う意味で秀作。
なんでも映画化にもなるとのこと。
なるほど。この作品をどうやって捌くのか、お手並み拝見。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
書籍
- 感想投稿日 : 2013年1月4日
- 読了日 : 2013年1月4日
- 本棚登録日 : 2013年1月4日
みんなの感想をみる