「探偵bar」が公開になり、即続編が決まったとき、某評論家の方が、
「続編にするならこっち(=まほろ)のほうがいい」みたいなことが書いてあって、確かに龍平も瑛太も間違いないし(「アヒルと鴨の~」ではたいへんに驚いたのが記憶に新しい」、そういえば三浦しをんて読んだことないし・・・くらいに思っていたら、この度2012年本屋大賞を受賞されたり、もっというと昨年大いに楽しませてもらった「モテキ」監督大根さんが来年これをドラマにするという。これはもう今読まなくていつ読む?!みたいなタイミングで、とうとう初三浦しをんである。いまさら・・・と思われるのかもしれないが、わたしには今来ました。
実のところつい最近まで三崎亜記と勘違いしていた。
このタイミングでさらに知って驚いたのだが、三崎亜記て男性なんだ!!
余談だが三崎亜記は通り過ぎてるな。となり町戦争。
ともあれ昨晩読了したこの作品。
折りしも本屋大賞を受賞した時だったので、著者ご本人の動く映像をワイドショーでタイムリーに拝見したが、年代も一緒だし、ちょっとおもろーな人だなという印象が先に入ってしまったのだが(趣味:妄想て言ってた。(笑)
文章が、例えて言うならのどごしのいいお蕎麦を食べたような、
するするっと読めるのに、構成や登場人物それぞれに深い味わいがあり、
なるほどこれはおもしろいと思いました。
とりわけこの作品がそうなのか。
そういえばこれ、なにげに直木賞も獲ってたんだ。
本当にうまいと思う作品て、ほんとにするするっと読める。
この作品がそれをまた教えてくれたと思う。
行ったことはもちろんない、モデルになった駅前の風景の描写とか、
その街の空気みたいなものまで、文章だけで伝わってくるし、
確かにこの主人公は瑛太と龍平がぴったりくる。てかきた。
ドラマの兼ね合いもあるけど、これは続編も読まねば。
- 感想投稿日 : 2012年4月15日
- 読了日 : 2012年4月14日
- 本棚登録日 : 2012年2月6日
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