日本史を知るためには、古文書を読むべし。そんな信念のもと、貴重な古文書を求めて、どこへでも足を運び、大金をはたく著者。そして、難解な古文書を読破し、歴史好きな読者に本当の歴史を教えてくれる。
なるほど、著者の存在感が最近の歴史学者の中で抜きん出ているのは、次々と最新の歴史情報を手に入れるたいオタク性と探し求めるフットワークのせいなのか。
今の出版業界が大量の本を出版しているのと同様、古文書もかなりのペースで見つかっている。そして、著者のようなプロが次々と古文書を分析するたびに、歴史が新しく塗り替えられる。
古い時代を研究し、更新する。それが歴史学のおもしろさだ。
読書状況:読み終わった
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教養
- 感想投稿日 : 2018年5月31日
- 読了日 : 2018年5月31日
- 本棚登録日 : 2018年5月31日
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