誰か―Somebody (文春文庫)

3.33
  • (185)
  • (659)
  • (1243)
  • (197)
  • (35)
本棚登録 : 6451
レビュー : 586
著者 :
うどんさん ミステリー   読み終わった 

警察でも探偵でもないし、犯罪に関わったこともないし、人には言えない過去があるわけでもない。ごく普通の暮らしで、善良な性格で、どこにでもいそうなサラリーマン杉村三郎を主人公とするミステリーシリーズの第1作。

物語のきっかけは杉村が勤める会社のオーナーで、杉村の義理の父、今田会長の個人運転手がひき逃げで亡くなったこと。今田会長は遺された2人の娘の頼み事を杉村へ依頼する。

ひき逃げ犯を探し出す推理ミステリー小説かと思いきや、物語は意外な方向で終結。味方だと思っていたら実は、って意表を突く展開と散りばめられた伏線の回収に無理がない。

世の中には常識的な善悪が通じない人が結構いる。そんな人間を前にすると、常識のある普通の人間は余計な苦労をしてしまう。そんなことを実感させられる作品。まだまだ活躍の余地がある登場人物たちの今後も気になるので、シリーズの次回作も読みたくなった。

レビュー投稿日
2019年7月24日
読了日
2019年7月24日
本棚登録日
2019年7月24日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『誰か―Somebody (文春文庫)』のレビューをもっとみる

『誰か―Somebody (文春文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする