文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)

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本棚登録 : 4215
レビュー : 305
制作 : 倉骨彰 
うどんさん 歴史モノ   読み終わった 

上巻は人類文明発展の地域的な偏りが起こった理由を説明。下巻ではその偏りの具体的な事実を大陸ごとに解説する。ユーラシア大陸に比べて、南北アメリカやアフリカ、オーストラリアはなぜ文明が発展しなかったのか。

農業や産業、文字など文明は人の移動とともに伝達し、試行錯誤されながら発展する。が、海や大河、山脈、砂漠などがあると、人の移動が止まり、文明は発達しなくなるどころか、そこの住民が滅亡してしまうことがある。著者は、マダガスカル島やタスマニア島など大陸から取り残された島民の歴史を研究して、その結論にたどり着く。

結果、人類の移動に都合がよく、しかも東西に長いために気候の違いが少ないユーラシア大陸で人類の進化はリードする。では、なぜ中国ではなく、ヨーロッパなのか。この説明が急に俗っぽくなって、納得できないのだが。

何はともあれ、本書は実験のできない歴史学において様々な事実を「実験」として比較、検証した壮大な人類進化論。

レビュー投稿日
2019年5月14日
読了日
2019年5月14日
本棚登録日
2019年5月14日
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