自転車を無くした男の子と尻尾を無くしたトカゲ。
家に帰って、自転車をなくしたことを言うが
お母さんにはきっぱりと言われる。
「物をなくしたからって、すぐに新しい物を買ってもらえると思ったら、大まちがいよ。」
お母さんは、それきり自転車の話はしなかった。
私が「ボク」だったら、無くしたとは言わないな~
盗まれた!と言うな~
まぁ、不注意なのは不注意なんだけど
無くしたとは言いがたいと思うんだもん。
でも彼は、自転車のない状態をつまらないと思いつつも
親にわがまま言ったりしない。
ただ、腹立ち紛れにトカゲに石をなげて尻尾をちぎらせる。
それをみて、自分とオーバーラップさせるわけだ。
最後の終わり方がいいね。
「ボク」は今の子と比べて、大人だな。と思った。
絵もなんだかノスタルジーな画風で、子供の夏の放課後という感じで雰囲気ある絵です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
や~よ
- 感想投稿日 : 2011年10月5日
- 読了日 : 2011年10月5日
- 本棚登録日 : 2011年10月5日
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