マンションの一室で中年男性のバラバラ死体が発見される。
胴体の下には大きな皿が置かれ、ご丁寧にフォークとナイフまで用意されている。
さらに、頭部は電子レンジで「調理」されていた…。
(と、のっけから、グイグイと引き込まれる)
刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道らの捜査で、被害者は現役警察官であることが判明。
さらに、もう一人警察官の遺体が、冷蔵庫に押しつぶされた格好で見つかる。
二つの現場には、ある企業の社章が残されていた。
その企業は、古くから街を支配するある一族だった。
「刑事」たちが殺人犯を追い詰めていく、その過程は「警察小説」なのだが、クライマックスにはひねりのある仕掛けが用意されている。
その仕掛けは、好き嫌いがあるかもしれないが、確かに驚かされた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2018年8月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年8月16日
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