逆説にちなんだ様々な説を紹介するエッセイ集のようなもの。正直説の中には信憑性に疑わしいものも多い。読み物としては気軽に読めてなかなか面白い。
 文明が発展すればするほど、人はどんどん衰退していくという逆説はなかなか面白い。
今の日本がそれを証明している。
 題材は暗いのが多いけれど明るい語り口でブラックユーモアの雰囲気があって楽しく読めた。

2019年6月10日

読書状況 読み終わった [2019年5月27日]
カテゴリ エッセイ

ここまで面白い本が1890年頃に出版されたら、そりゃ流行るわ。
細かな学術的描写は100年経っても素晴らしい。ただ人種の違いを強調し土人を犯人に抜擢するのは今じゃ出来ないだろうな。時代を感じるところだ。
事件が歴史的な背景を持つのは前作緋色の研究と同じ。長い年月のバックホーンを持った物語が当時のはやりだったのかな?
いろいろな要素を詰め込んだエンタメ小説としてとても完成度が高い。次は冒険を読む予定。

2019年5月14日

読書状況 読み終わった [2019年5月3日]
カテゴリ ミステリー

叙情的なのに簡潔かつ適確な文体。サスペンスと謎で引っ張るプロット。どんでん返しのラスト。完璧な作品だ。個人的な飲みだけどラストですべての謎を明らかにしてしまうので余韻が足りない。

2019年2月7日

読書状況 読み終わった [2019年2月4日]
カテゴリ ミステリー

読むのに3ヶ月かかった。登場人物の感情の動きが激しくてついていけない。相手を嫌いだと思ったら次には好きになったり…。読んでいて疲れるし感情移入できない。

本書はブルーノという金持ちのドラ息子・アル中・ホモ・マザコンの悪魔がガイという男を洗脳し狂気に陥らせるサスペンス。ブルーノはサイコパスである。ガイ自身最後の最後でそう表現している。そのためブルーノ自身の心境を語ったページは全く理解できないしそんなブルーノに愛憎入り交じった感情をいだくガイも理解しがたい。

これでブルーノが女だったら悪女に引き寄せられる男(ガイ)の感情だと理解もできるが、なぜこんなサイコパスの言いなりになって遠ざけられないのか。感情移入が厳しいところだった。読者が女性ならこの辺の同性愛じみた部分を楽しめるのかもしれないが、男の自分にはブルーノとの縁を切れないガイが理解不能だし、ひたすら悩み続け情緒不安定なガイも嫌いだ。

解説によるとこの本のパターンが作者の基本らしい。もうこの一冊で十分。他を読む気はしないな。

ガイは「物事はすべて反対の部分を併せ持っている」と語る。これはラストのセリフのところですらそのままである。しかしラストに至ってまで、一本心の通っていないガイ。彼の心がジェットコースターのごとく揺れ動き続けるのを追いそれを理解しようと努めるのは大変疲れる読書体験だった。

2019年2月7日

読書状況 読み終わった [2019年1月24日]

多数決が意見を集約する集約ルールの一つであること、多数決は欠陥(票割れに弱くペア敗者基準・ペア勝者規準も満たさない)がおおい。しかしラスト5章に至ってはなんと多数決すら採用されていない市政の例が紹介される。
ルソーの社会契約論を引用して人民・主権・一般意志の解説するページもおおい。

多数決に欠陥があるのは分かったが、それ以前に民主主義が現代日本では機能していないと感じた一冊であった。

2019年1月16日

読書状況 読み終わった [2019年1月15日]

 X・Y・Zの悲劇に続く最後の悲劇はドルリー・レーンの死で終わる。名探偵役ドルリー・レーンが最後の真犯人だった。
 全てはラストページ、ベンチに座り首をもたげ冷たくなっているドルリー・レーンのワンシーンのためにあった――と解説にあるが、これは納得だ。確かにそのシーンはきれいである。でもあまりにそのシーンを重要視したせいか、幕切れはあっけないし消化不良な感だ。

 本作は紙魚殺人事件の邦題もあったらしいが古書を扱ったミステリー小説である。古書に隠された1枚の紙片は、貴重なシェイクスピアの自筆かつ、彼の死が他殺であり殺人犯の告発も行っていた。あまりに貴重な一片を保管しようと殺人まで犯すドルリー・レーンと、殺人犯の子孫であり先祖の罪を永遠に読みの中へ葬ろうと動く犯人。この動機を納得できるのか、その謎が魅力的であるのか、わたしはあと一歩魅力的な謎に及ばなかったと感じた。
 登場人物の魅力が足りないのもあるし本人が双子であるというのもあまりにあからさまに告げられているし、それなのに冗長なやり取りが延々と続くのに飽き飽きした。
 4部作を振り返ってみればXが大傑作で、他は別に読むほどのこともなかった。Yが人気なのはなぜなんだろうか?

2018年10月18日

読書状況 読み終わった [2018年10月18日]
カテゴリ ミステリー

推理の説得力が弱い。終盤の刑務所の死刑数秒手前で起こるドラマは素晴らしい。犯人のバックボーンはあまりにも薄いしありきたりでつまらない。エアロン・ダウとフォーセット兄弟との過去・弱みも陳腐だ。
推理が主眼でも説得力が弱くて論理的であろうとスッキリしない。ペイシェンス・サムの前半の活躍は素晴らしいが後半はヒステリックになるのを必死に抑えているよくある弱いヒロインになっている。
 次の「ドルリー・レーン最後の事件」は未所持なので図書館で予約をした。明日取りに行く。

2018年10月18日

読書状況 読み終わった [2018年10月5日]

 この巻で長く続いたガリアとのいざこざは集結し、ハルケギニアを舞台にした争いは一旦終りを迎えた。これはタバサの復讐が完了したことを意味する。この巻で一区切りついたが、これ以降も話は続く。そのために、登場人物達にストーリーを引っ張る条件付けを作者が与えている。ここに大きな問題がある。
 結論から言えば、ストーリーを引っ張るために、キャラクターの感情が操られていて全く自然な思考・感情の動きをしていない。

 前巻14巻のワープの鏡を才人に見せて、通れば銃殺の意図があったシーン。ロマリア側は才人の力がないと勝機はないのにストーリー上必要だからと挿入されたこの茶番シーンで私の物語への没入感は激減した。登場人物が論理的な思考をしていればこの展開には絶対にならない。ストーリーのために動かされている不器用な人形じゃないか。

 15巻にいたっては今までの精神的流れを破壊するタバサの初恋が起きる。こんなことするキャラじゃないでしょ。百歩譲って恋は許すとして、今までろくな働きをしていないアンリエッタの策を待つばかりで、ただルイズとイチャイチャして酒を飲む生活の才人含むトリステイン側陣営が、戦争の決着を望むロマリアに利用されてそれを逆恨みするのは呆れるばかりだ。ジョゼフ王はロマリアの手助けがなければ倒せず才人・ルイズ・アンリエッタが死んでいたのにろくに感謝もしない。

 救いのないことに、ジョゼフ王の決着は「腹が減って空腹で苦しんでいたがパンを食べたから治った」といったようなバカらしい付け方だ。それが出来ないから今まで狂人になり破壊の限りを尽くして来たんだろうが。こんなんで次巻を読む気にはなれない(まあ20巻まで一気に買ってしまったんだが……)。

 ルイズ・才人・タバサと主要登場人物の物語にほとんど決着が付き(精神的連続性が途絶えたタバサはもう別キャラだよ)、残りはティファニアのみ。16巻を彼女目当てに読むのかどうか。次巻を読む気には今の所なれないでいる。

2018年10月3日

読書状況 読み終わった [2018年9月30日]

才人は6000年前のハルケギニアでブリミル・初代ガンダールヴと出会う。ルイズは苦しみから才人の記憶を虚無の魔法で消す。ガリア軍ロマリアへ侵攻する。才人ガンダールヴと出会った夢から覚め故郷よりハルケギニアを選び、タイガー戦車でヨルムンガンドを撃破。ルイズは才人のキスで失った記憶を取り戻した。

タイガー戦車1両で戦争が終わってしまった。戦車強い。才人が地球に帰るかどうかためす儀式はいらなかったね。才人がいなくなったら戦争に勝てないロマリア側が才人を殺すわけがない。つまりあのシーンは読者にロマリアの狂気を見せるためのシーンで、ストーリーの流れとキャラの思考からたどれば全く不要。才人が絶対にハルケギニアを選ぶなんて分からないわけだし。ただあのシーンがないと母のメールに返信するというラストがなくなる。感動のために強引な展開をねじ込んだ印象が残った。

後半悲愴な戦争がルイズと才人のイチャイチャで終わるのは落差がひどい。

なんだかんだ文句はあるが世界観とキャラクターが好きなので続きも読みます。

2018年9月29日

読書状況 読み終わった [2018年9月29日]
カテゴリ ライトノベル

ロマリアの話。虚無の使い手と使い魔が集いガリアとの戦いの準備をする。ノートパソコンが起動し地球とインターネットがつながる。ルイズは母からのメールを読んで涙するサイトを見て元の世界に返す決意を固め実行に移した。
このあたりの才人のことを考えてと言いつつ全く相談せず独断で行動するルイズに好感が持てない。

2018年9月29日

読書状況 読み終わった [2018年9月26日]

登場人物が海外ミステリーの作家名で呼び合う上に冒頭でいきなりミステリーとは何かという話をし始めるあたりかなりマニアックな作品だ。これがめちゃくちゃ売れているのはどういうことなんだ?と思いながら読み進めた。
そのマニアックさは作品のトリックの中に深く入り込んでいて大きな意味をなしていた。よく出来ている。

解説が本格推理小説とは何か、という説明やミステリーの歴史やら流れやらに紙幅を割いていて本作そのものの解説は少ないが、そこでアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」が出てくる。冒頭でも言及されている。解説では名探偵の鮮やかな推理が「そして~」にはない、と書かれてあるが、「そして~」の方は人物描写に味がある。正直本作の人物描写はかなり軽い。上っ面だけって感じだ。その分読みやすいのかもしれないが。

面白いミステリーだし著者の別の本も読みたいと思うが佳作止まりなんじゃないだろうか。

2018年9月24日

読書状況 読み終わった [2018年9月24日]
カテゴリ ミステリー

前半はかなりサスペンス。ヒロインがはじめからブチ切れたキチガイで全く好感が持てない。当て馬の幼馴染の方がよほど好感がもてる。結局妹とくっつくラブラブものだが最後まで妹はキチガイのまま。更生はせず終わる。8割ホラーである。
私はヤンデレが結構好きだがもともとしっかりもので気配りのできるタイプの人間が疲れやなにかで一線を超えてヤンデレになるのがいいのであってはじめからネジが吹っ飛んでるようじゃ魅力もクソもない。こんなに献身的な兄に対して独占欲だけめらめらともやし、迷惑をかけ続け甘えるばかりの妹のどこがかわいいんだろうか。

2018年9月24日

読書状況 読み終わった [2018年9月19日]
カテゴリ 官能小説

筆休みの短編集。主役はティファニア。
サービスシーン満載。学園もののラブコメみたいなノリで読んでいてかなり面白かった。しかし落ちが全部一緒なのはどうか。毎回サイトが死にかけて終わる。

ルイズの嫉妬深さと暴力はコメディのうちはいいけど、この小説はコメディで収まっていないシリアスな展開が多いしやりすぎじゃないか。

2018年9月24日

読書状況 読み終わった [2018年9月16日]
カテゴリ ライトノベル

本作はサイトがハルケギニアにいる理由そのものを問いただしている。昨今の異世界者は未読であるがニートが異世界転生してハーレム築いて現世への郷愁など微塵も感じさせないところであるが、サイトは母の味噌汁の味や友人を懐かしがって涙を流した。好感が持てる。

異世界との言葉のやり取り問題の説明がなされサイトが識字能力を得た。今まで何も読めなかったわけだがこれでやっと貴族らしくなったんじゃないか?

ラストの決着の仕方はお粗末だがゼロ魔シリーズは毎回ラストのバトルシーンがピンチにおちいっても即助かるみたいな流れで、まあこんなものかと期待もしてない。

2018年9月24日

読書状況 読み終わった [2018年9月15日]
カテゴリ ライトノベル

凡作。不死の神々が現代に生きていて、知恵がなくホームレス(路上生活者)になっている。この設定がまず納得いかない。神なのにこんなにダメなのはどういうことなの。

トールはキチガイ。主人公は解説のとおり狂言回しで振り回されているだけ。
前作の方が良かったね。

2018年9月24日

読書状況 読み終わった [2018年9月13日]

ストーリーは面白いところがないが日本風の世界が舞台なので想像しやすくて没入感があったが、こういうシステムならファンタジー世界のものを読みたかった気持ちもある。

チャート作成をするととても面白かった。
ドルアーガの塔はマッピングが面倒でやらなかったが、やったらそれが面白かったのかもしれない。

2018年9月3日

読書状況 読み終わった [2018年9月3日]

 100ページ読んでも進展がなく、150ページぐらいでやっと面白くなり200ページぐらいで探偵登場。
 ラスト近くになって今までの話がいきなりSFでつながりはじめ宇宙的スケールに広がっていく。
 細かい謎がかなり残って、それは再読で解消されていくんだろうが、それでも納得が行かない箇所があって読了してももやもやが残った。
 銀河ヒッチハイクガイドがとても好きなので作者買いしたがユーモアが足りてない。

次巻も買ってあるので読む予定。

2018年9月3日

読書状況 読み終わった [2018年9月3日]
カテゴリ ミステリー

はじめてのゲームブック。マッピングがめんどくさいのですでにマッピングした人の攻略を見てはじめた。戦闘はなかなか決着がつかず何度サイコロを振るんだっていうほど振ったので途中からすべて勝ちで通した。また一発死亡の罠はあまりにも無駄なので指セーブしたということで引き返した。こうして20階までいった。シナリオはかなり簡素だ。正直そんなに面白いと思えなかった。ゲームのほとんどの部分が戦闘と迷路の移動に費やされている。

2018年8月28日

読書状況 読み終わった [2018年8月25日]

対戦ゲームでは怒ってしまう自分自身のマインドコントロールがとても重要です。その解決策を知りたくて図書館で借りました。

とても専門的な書です。怒りについて認知的・社会的などなど多様な側面から数多くの既存研究を紹介して解説しています。

途中の5章(怒りの身体的な害)のページは興味があまりにないので読み飛ばしましたが、そこでは抑うつ的な傾向のある人は、起こりやすいという特徴が紹介されていました。攻撃が自分自身に向かうと落ち込み(抑うつ)を引き起こすとのことです。

セルフモニタリング・リラクセーション(呼吸法)を実施していくつもりです。筆記はこの本で知る前からやってました。

2018年8月28日

読書状況 読み終わった [2018年8月19日]

習作。個々のエピソードにまとまりがない。飾磨の羊の話など個々のエピソードは相当光るものがあるけど、それらの関連性がうすい。

四畳半神話大系・夜は短し歩けよ乙女などが章ごとにまとまりがあるようになっているのにたいして、本作はごちゃ混ぜな上にフォローもされていない。

内容はいつもの森見登美彦。

四畳半神話大系を読んだら本作は読む必要ないんじゃないか。

2018年8月28日

読書状況 読み終わった [2018年8月14日]
カテゴリ ファンタジー

タバサを助けにガリアへいく。エルフ登場。エルフは虚無の力を悪魔の力と呼ぶ。冒険譚。
10巻になっても未だにすれ違っているルイズとサイト。コルベール先生が復活。勇気がテーマとあって冒険が多くて面白い。

2018年8月1日

読書状況 読み終わった [2018年8月1日]
カテゴリ ライトノベル

この巻はルイズが嫉妬にかられて嫌な少女になっている。ルイズが嫌いになってしまう…。後半のアクションシーンもお粗末だ。

2018年8月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2018年7月29日]
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