伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)

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本棚登録 : 178
レビュー : 22
著者 :
瑠璃色さん 日本語   読み終わった 

語彙力・表現力・論理力の3つに分けて、それぞれをゲーム感覚で鍛えるレッスンを紹介している。
語彙力は「特定の文字を使用しない・字数を制限する。和語を漢語に、漢語を和語に置き換える」
表現力は「主語を使わずに書き換える・視覚情報を文章に置き換える」

論理力は「が・てを使用せずに文をつなげる」これは文の論理関係に適した接続詞を探すレッスン。

「感想を含まない文章にする」ここが最もためになった章である。
「~と思う」に代表される個人の感想を論理的な客観的な文章に混ぜるとその時点で論理が破綻する(客観的な論証の過程に主観が混じっては結論の説得力がまったくない)。そもそも「~と思う」と消すと違和感が出る文章は、論理が破綻している(個人の意見で論理を構築している)のを「~と思う」でごまかしている、と厳しい指摘もあった。
まとめの「わかりやすい文章にする」で難解な大正期の文章をわかりやすくしている。わかりやすくした結果原文にある威厳は消し飛んでしまって身も蓋もなくなっているが、原文を誤読していたことが発覚して恥ずかしくなった。


全てのレッスンを実施するのは大変だ。せめて「~と思う」はなくしていきたい(こうやって文末を~たいで終わらせるのも個人の感想という指摘あり。でもこれは本の感想だし仕方ないでしょ)

レビュー投稿日
2018年3月24日
読了日
2018年3月23日
本棚登録日
2018年3月24日
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