なんだか、直球で捻りのないタイトル、という印象で、実際あまり期待していなかった。
けれど、見てみると、このタイトルはこの映画にぴったりの素敵なタイトルだ、と思った。
直感で、なんていうようにしか思えなかった自分を恥ずかしく思う。
難しいテーマだし、どうなっていくのかな、とワクワクした。
内容も予想以上だった。
果てしなく流れていく時間の中、私が生きている時間なんてほんの僅かな瞬間なんだろうな、と思うと、目に写る全てのものが儚い、というか、怖くもなるけれど、意味を無理に付けるのではなくて、大切なものを何か一つでも見つけることの方が私には意味のあることのような気がした。
良い映画だったけど、海が苦手だからか、全体的な映像があまり好きではなかった。
あのチンピラ君が、母親に自分が生まれるときのことを話す場面、あの告白は無い、と思う。
あんなことを知ったら、尚更怖いと思うし、あの母親にとっての救いがなくなってしまう。
でも、様々な命について考えさせられる、しっかりとした、良い映画だった。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年1月31日
- 本棚登録日 : 2012年1月30日
みんなの感想をみる